(1)アルツハイマー型老人性の痴呆
大脳皮質全般の萎縮を認める
記憶障害、判断力・理解力低下、人格変化、せん妄、
被害妄想、問題行動(失禁、不潔行為)
などの症状があり女性に多い
原因、アルツハイマー病との関連は
解明されていないが症状は同じ
(2) 脳血管性痴呆
○ 脳動脈硬化症のための
多発的な梗塞が原因
でこぼこの知能低下
(まだら痴呆)が特徴
男性に多く発病
○ 脳血管障害が原因
傷害された脳の部位、
範囲によって症状が異なるが
まだら痴呆、感情失禁、抑うつ、
認知障害がみられる
(3)アルツハイマー病
初老期痴呆
大脳皮質全般の萎縮
症状はアルツハイマー型老人性痴呆と同じ
(4) ピック病
初老期痴呆
大脳前頭葉及び側頭葉の萎縮
初期には人柄の変化、次第に怠惰、無分別な行動
が目立ち、痴呆への進行も早く、人格荒廃が起こる
(5) その他 。。。 頭部外傷による慢性硬膜下血腫
脳膿瘍、脳腫瘍、脳炎
アルコールや薬物による中毒性脳症
正常圧水頭症など